横須賀の街や海岸沿いをドライブしていると、青いトラックや巨大な倉庫に書かれた「SAGAMI」のロゴを見かけることはありませんか?
実はあのロゴの正体である「相模運輸倉庫株式会社」は、2026年でなんと創業140周年を迎える、横須賀屈指の超老舗企業なのです。
「ただの運送会社でしょ?」と思うかもしれませんが、横須賀の歴史と発展は、この会社なしでは語れません。今回は、地元メディアだからこそ書ける「相模運輸倉庫の本当の凄さ」と、私たちの生活にどう関わっているのかを、分かりやすく解説します。
1. 街中で見かける「SAGAMI」の正体とは?
横須賀市民にとって、相模運輸倉庫は非常に身近な存在です。
「物流」という街の血管
日産自動車追浜工場で作られた車を海外へ運ぶ船積みのサポートから、私たちがスーパーで買う冷凍食品の保管まで。横須賀港や横浜港を拠点に、あらゆる「モノ」を動かしているのが同社です。
駅前にある「相模ビル」も!
横須賀中央駅周辺や汐入エリアでよく見かける「相模ビル」。実はこれらも、相模運輸倉庫が手がける不動産事業の一部です。物流だけでなく、街のビジネス拠点を作ることで、横須賀の経済を土台から支えています。
2. 創業は明治19年!横須賀と共に歩んだ激動の歴史

140年という歴史は、そのまま「軍港・横須賀」が発展してきた歴史と重なります。
横須賀製鉄所と共に誕生
1886年(明治19年)、横須賀に造船所(後の海軍工廠)ができ、街が急速に大きくなっていた時代。大量の資材を船から陸へ運ぶために誕生したのが相模運輸倉庫の始まりです。
戦後復興と米軍ベース
終戦後、横須賀が米軍のベースタウンとして生まれ変わった際も、物資の輸送や港の整備で中心的な役割を果たしました。「海軍」から「米海軍」「自衛隊」、そして「民間」へ。時代に合わせて柔軟に物流の形を変えてきたのが、140年生き残った最大の理由です。
3. 地元民が感謝?イベントを裏で支える「縁の下の力持ち」

相模運輸倉庫が地元で愛される理由は、その「地域貢献度」の高さにあります。
- よこすか開国祭やカレーフェスティバルへの協賛: 横須賀の大きなイベントには、必ずと言っていいほどスポンサーとして名を連ねています。
- 港の清掃活動: 地元の海を守るための活動を長年続けており、「横須賀の海に育てられた」という感謝の姿勢が徹底されています。
私たちが週末にイベントを楽しめる裏側には、こうした地元企業のバックアップがあるのです。
4. 2026年、140周年を迎えた「次の一手」
140周年という節目にあたり、同社はさらに進化を続けています。
トラックや倉庫の「エコ化」
海に面した横須賀だからこそ、環境問題には敏感です。倉庫の屋根を使った太陽光発電や、排気ガスを出さないEV(電気自動車)トラックの導入など、「エコな物流」への切り替えを急速に進めています。
最新AI×職人技
「物流2024年問題」で人手不足が叫ばれる中、AIを使った効率的な配送ルートの計算や、自動搬送ロボットを導入。140年培った「人の経験」と「最新デジタル」を融合させています。
5. まとめ:次に青いトラックを見かけたら
相模運輸倉庫の140年は、横須賀という街が歩んできた誇り高き歴史そのものです。
観光で訪れた方も、地元に住んでいる方も、次に街で「SAGAMI」の青いトラックや倉庫を見かけたら、「この会社が横須賀の街を140年間動かしてきたんだな」と思い出してみてください。いつもの街の風景が、少しだけ違って見えるはずです。
相模運輸倉庫の皆様、140周年本当におめでとうございます!
企業情報(2026年現在)
- 会社名: 相模運輸倉庫株式会社
- 創業: 1886年(明治19年)
- 本社所在地: 神奈川県横須賀市小川町
- 主な事業: 港湾運送業、倉庫業、総合物流、不動産業など
編集後記: 記事を書きながら、横須賀の海風に耐えながら140年も企業を存続させることがどれほど凄いことか、改めて実感しました。今度相模ビルの前を通ったら、思わず一礼してしまいそうです(笑)。


